恍惚コラム...

第265回

 先週のコラムの最後のほうに、「YS嬢主催の写真展に行ってきた。卒後10年を経て、それでもOB有志で写真展をしようという心意気やよしである。また、OB5名が揃いも揃って現在も写真関連の職についているという点にも驚き……」という一文を書いたのだが、早速ご本人から訂正が入ってしまった。まず、前段の「YS嬢主催」という部分なのだが、ここからして間違っていたのだ。ご本人によれば、これは(その後ろに書いてある)A教諭が主催だったとのこと。また、「OB5名が揃いも揃って……」という点なのだが、正しくは4名だとの事。それだけいれば大したものなのだが、ひとまずこの場をお借りしてお詫び申し上げる次第である。いや、どう見ても彼女が主催だと思いこんでいたもので……。重ね重ね申し訳ないです。

 さて、今週もまた写真部のお話である。件の廃部問題について「川越東高校写真部」の掲示板に書き込もう書き込もうとずっと考えていた俺なのだが、なかなか考えがまとまらなかった。結局、本日(2005年3月20日)現在で書き込んでいるのは「10代すさき」氏ただ一人という体たらくである。しかし先週も書いたとおり、尻にはすでに火がついている。英語で言えばbutt fireな状態なのである。臀部に火。そこで、僭越ながら刷り物の方は俺なりに作っていきたいと思うのである。もしかしたらこれが最後の奉公になるかもしれないし、できるだけの事はしていきたいと思うのだ。

 そこで、俺としては以下の企画を立案し、僭越ながら皆様の投稿をお願いしたい次第である(来なかったら自分で書くしかないんだが……)。

 1)俺の写真部時代
 ベタベタなネタだが、経験者だからこそ語れる何かがあるはずである。どんな広告にも経験談はつきものだ。怪しげな開運グッズやク○レラのチラシにもこれは定番である。写真を撮った話でも結構だし、写真部員同士の心温まる交流や放課後の悪事、はたまた爪に火をともしてフィルムを買った話でもかまわないが、ともあれ起承転結の効いたエピソードを求めたい。入部前後の話題を織り込んだ方がよりリアルになると思うのだが如何だろうか。「妖しそ〜→でも…→勇気をもって部室の門をたたく→けっこう普通じゃん→でもやっぱり…→ああ〜クセになっちゃう〜」というような。

 2)写真部一問一答
 これまたありがちな話だが、皆様には15歳のピュアな心に戻って写真部に対する疑問を自作自演していただきたい。「カメラっていくらくらいするんですか?」「予備校が忙しいんですけど、大丈夫ですか?」「彼女がいますけど、張り倒されませんか?」「一日何回までですか(?)」など、シリアスなものからウケ狙いまで何でもウェルカム。ピュアな心を年々失いつつある俺よりも、若い読者諸君の感性に期待したい。

 3)写真部川柳
 ……より刷り物らしさを強調するこの企画。「写真部や ああ写真部や 写真部や」お粗末。

 4)写真部お得情報
 衰退著しい写真部に活力を吹き込むのは、ズバリ「得」の一言ではあるまいか。間違って(?)あの高校に入ってしまった彼らのモラトリアムを埋めてくれる写真部の存在を、「得」というテーマから切り開く。受験ばかりではない久下戸のお得さを伝えられるのはOB以外にありえないのである。「写真をやっとくとイベントでモテモテ!」「写真部にいれば治外法権で国内法が適用されない!?」「冷蔵庫が使い放題」「実は有名大学に進学しまくりの写真部」など、写真部で得をした点をご教示願いたい。

 5)写真そのもの
 どんなに文章で意をつくしても、肝心の写真がどのように撮られているかが伝わらなければ魅力は伝わりにくい。印刷でどのように出るかはまだ分からないが、高校時代の自信作があればお預け願いたい。

 なお、投稿には(○年入学、第○代OB)という点を明記していただければ幸いである。また、分量については自由とするが、レイアウトの都合で割愛する場合もあるかもしれない。文脈を整えたり、表記の統一を図る可能性もまたあるので、こちらもお含み置き頂ければ幸いである。締切は3月末日くらいで如何だろうか。実際に刷り上がりを配布できる期限が不知なので何とも言えないのだが、ご用とお急ぎでない方はお付き合い願いたいのである。当然、上にあげた以外の内容もお待ちしておりまする。お気軽にメールくださいませ。

 それから虫のいい話で恐縮ながら、これをお読みの部外者のご協力も大歓迎である。「特別寄稿」として大きく取り上げさせて頂きたいと思っている。

 原稿、来るといいわね……。

 なお、かねてより懸案のビデオの方であるが、こればかりは俺一人ではどうにもならない。土日に動ける保証もないし、何しろ肝心のビデオカメラを持っていないのだから話にならない。しかし、部活動紹介に誰も出られないとしたらこれ以上の武器はないのだ。まことに心苦しいが、こちらについては今後の議論に期待する次第である。
 



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