最近、コンタクトレンズの調子が変なのでビックカメラに行って検査してもらったら、「あ〜、やっぱし左右逆でした。」との弁。情けねえ。その店員(エセ医者)は続けてこうも言った。「お客さんみたいに近視の強い人は1度、2度ずれても大差ないんですよ。」だと。でも現に違和感が有ったんだから仕方ないよなあ。分からないんだったら検査になんか来ないし。でもやっぱりたまには検査に行ってみるもんだな、と思った7月の午後であった。
今週はもう1つショッキングな出来事があったのだった。仕事で軽井沢に行ったんだが、その帰りのこと、カメラマン師匠とライター嬢と俺の乗った車の目の前を何かがかすめていったのだ。「何?」「ゴミ?」「鳥?」と車内には様々な憶測が飛び交ったが、気持ち悪いし、もしかしたらボディーのどこかがへこんでいるかも知れないということで最寄りのパーキングエリアにIN。すると・・・、何とベンツのフロントグリルからスズメの羽が!!最初にコレを見たのは師匠だったのだが、その第一声を俺は忘れないね。「あひぃ〜・・・」結局俺がこのスズメを摘出する役目を仰せ付かったのだが、それはもう惨憺たるものだった。「羽が出てるからコレを引っ張れば楽勝でしょう」などと言いながら軽い気持ちで引っ張ったのだが、それは余りにも脆かった・・・。「ブチッ」というよりも「フニョッ」という感じでいともたやすく取れてしまったのである。そこからがもう大騒ぎ。ボンネットを開くとラジエーターのファンの前にはミンチ状態のスズメが!鉛筆やらだんごの串やらを利用して取りだそうとするも歯が立たず、結局軍手をして手づかみでと相成った訳なのだが、偶然ってあるものよね。スズメには心から合掌。しっかし、ベンツのグリルって広すぎると思わないか?BMWだったらこんな事にはなあ・・・。何とも後味の悪い経験であった。
さて、先週から書いている「夢のカメラ機材」。今日はその第二弾をお送りしよう。
▼液晶フィルター
プロの現場には欠かせない「ゼラチンフィルター」。(分からない人は「写真部用語事典4」を見てね!)これは精密な色補正には欠かせないアイテムなのだが、その薄さと枚数の多さに辟易している方も多いはず。普段使うだけでもマゼンタは2,5.5,7.5,10,20,30、LBBは2,4,8,12、LBAは4,8・・・と、急いでいる現場でこれを即座に出すのは至難の業なのだ。また、出してきたはいいがその余りの薄さのために装填に手間取りシャッターチャンスを逃す事にも・・・。そこで欲しいのが「液晶フィルター」だ。今や安価になったカラー液晶を利用して様々な色合いが作れるフィルター!!これが出来たらもうノーベル賞モノと言っても過言ではなかろう。まあ色を出すのは簡単そうだが、ドットをいかに細かく(理想的には無く)するか、またいかに透明度を高めるかが難しそうだ。そんな事言うなら最初からデジカメで撮れよ>俺。いかんいかん、こんな事を考えていたら銀塩写真の将来が暗いものに見えてきた・・・。
▼2脚
三脚から2本抜いたら一脚で、1本抜いたら2脚。ちょっと邪魔そうだが、左右方向の安定性が欲しい流し撮りの時なんかには案外重宝するかも。そういやジッツォの三脚で1本外して一脚に出来るのがあったわ。だからといって2脚として使っている人がいるかどうかは不明。応用編として4脚もヨロシクね!(<オイ)
▼手動発電カメラ
今やカメラは電池なしにはタダの箱に成り下がった。ニコンの1部高級機には巻き戻しクランクが装備され、最悪フィルムだけは取り出せるようになってはいるが、これだけではまだ力不足。そんなわけで、グリップ部かなんかにクランクを仕込んでおいて、必要なときにはその軸を「発電用軸受け」に挿入してグリグリ回すと中のニッカド電池が充電されて・・・という仕掛けを誰か作ってはくれまいか。さすれば記者会見の現場なんかではもうカメラマンが回しまくりでモノスゴイ光景が見られるようになるにちがいない。もちろん単三電池・リチウム電池も使用可能にしてさ。同じような仕組みの懐中電灯はもうあるんだよね。