この薬は、埼玉県川越市久下戸地方に自生する「エクスタシーフルーツ(学名:Passion of Kugedo)」のエキスを配合した向精神薬です。写欲減退に特異的な効果を発揮し、写真部の隆盛に役立ちます。
成分
エクスタシーフルーツ抽出物 50mg
エクスタミン 10mg
クゲド酸サンジバス 5mg
ピエール化イオスエキス 5mg
この他、保存料として酢酸を含有する。
効果・効能
肉体疲労時の写欲補給・追認試験時の得点力の強化・バスへの乗り遅れ防止
用法・用量
15歳以上、1日3回、毎食前に1回読破する。
使用上の注意
1)妊娠していると思われる女性は服用前に医師・講師に相談して下さい。
2)溜まったら抜いて下さい。
3)この薬の服用により、発疹や発熱等の症状が現れた場合にはもっと服用して下さい。
4)冷暗所に保存し、子供の手が届かないように注意して下さい。
5)抜くだけの道具にしないでください。
6)この薬を服用した後3時バスに乗ると悪心などの症状が起きることが有りますので注意して下さい。
7)自転車通学中に服用しないで下さい。
8)写真部員以外には効果を表わしませんので御注意下さい。
9)本製品ではアニメフェチ・鉄ちゃんは治りません。
10)本製品は授業中に服用することによってさらに効果を増します。重症の患者さんは授業中に服用されることをお薦めします。


カメラの構え方
 動画を撮影するビデオとは違い、静止画を撮影する写真にとって、カメラが固定されていると言うことは極めて重要なことである。ああ、せめてシャッターが開いている間だけは死んでしまいたい・・・。なんてな。では、死ねない我々はどのようにしてカメラの固定をキープしたら良いのだろうか。
1)ワキを締める
 よく、カメラを構えるときにワキ毛全開と言わんばかりにワキを開いて構えている輩がいるが、これは厳に慎むべきだ。諸君もカメラを実際に構えて試してみて欲しい。どうみても、ワキがしまった状態の方がカメラが安定しているはずである。
2)裏ぶたを額に密着させる。
 カメラをしっかり構えられるかどうかは、その人のカメラの裏ぶたを見れば一目で分かる。アイピースの上に額の油が、そしてクオーツデートの表示窓の辺りに鼻の油がついていればその人は本物の猿写マスターだ。とにかくカメラを顔面に密着させることが肝要だ。
3)息を止め、注意してシャッターを切る。
 いや、死ねとまでは言わないんだけど。よっぽどセクシーだとかエキサイティングな被写体を前にしたとき以外は息を止めてリリースすべき。
4)シャッターボタンは半押しの状態から押し込む。
 シャッターボタンをまるっきり離した状態から勢いをつけて押し込むのは厳禁。衝撃がカメラに伝わってしまう。
 各自で自分に合ったカメラ固定法を考えてみて欲しい。この他にも、安定した場所に体を寄りかからせるなどの方法もアリ。

露出とは一体何か?
 「【露出】写真感光材料の感光層に光を照射するために、絞りを設定し、シャッターを開閉する操作。」と、写真の本には書いてあるものだが、一般的には露出といえば「ある一定の光量下における絞り値とシャッター速度の組み合わせ」を意味する。んで、なぜ写真関係者が露出、露出としじゅう叫びまくる露出フリークなのかといえば、この組み合わせが写真の「写り」を大きく左右するからなのである。
絞りって何?
 絞りとは、レンズの中に入っている金属製の羽根のこと。この羽根の開口径は自由に設定でき、この機構によってカメラはフィルムに当たる光の量を調整している。また、この絞りの口径を小さくすればするほどピントの合う奥行き(被写界深度)は深くなり、逆に開くと浅くなる。
シャッター速度って何?
 シャッター速度とは、読んで字の如くシャッターが開いている時間のこと。短い間だけ開けば一瞬の動きを凍結できるし、長い間開いて天体写真のように動きの軌跡を記録することも出来る。
しかし、絞りもシャッター速度も、自由な値を設定できるわけではないのだ、コレが。露出の選択にはその場の光の量とフィルム感度がかかわってくるのである。そこで、下の図を見ていただきたい。


 さてフィルムには「感度」というものがある。フィルムの箱に「〜100」「〜400」とか書いてあるアレのことだ。すぐ分かることとは思うが、数字が大きいフィルムの方が感度は高い。んでもってここで重要になるのは「感度が高いフィルムほど光に感じる速度が速い」と言うことだ。図においてはビーカーに800、400、100の数字が振ってあるが、これはここまで入れないと十分な光量にならず、写真が適正な露出になりませんよ、という意味。見ていただければ分かるのだが、感度が高いフィルムほど少ない光の量で済む。この事は後々重要な役割を果たすことになるので覚えておくよ〜に。
 で、露出とはどのように表わすのか、と言うことを解説しておこう。有無を言わさずここではその単位と数値についてのみ述べることにする。詳細は「猿写」のオリジナル版を読むべし。絞りもシャッター速度も、この「1段階」に互換性がある。また、フィルム感度もその数値が倍になるごとに露出を一段階ずつ上げてゆくことが出来るのだ。つまり、こういう事。


感度100においてF4・1/125秒=F5.6・1/60秒=F8・1/30秒=感度200においてF4・1/250秒=F5.6・1/125秒=F8・1/60秒=感度400においてF4・1/500秒・F5.6・1/250秒・・・・。
ここではシャッター速度だけを速めているが、絞りの値を絞っても勿論OKでござる。
絞りとシャッター速度・その効果
絞りによって被写界深度が変わると書いたが、この加減は各自経験から学び取っていって欲しい。目安としては、特にオネーちゃんなんかを背景をドーンとぼかしてキレイめに撮りたいと言うときにはF1.4〜4前後、あるいは風景を手前から奥までバッチリ写したい!と言うときにはF8〜16迄を選べば吉だろう。
また、シャッター速度は、速ければ速い程動きを凍結して見せることが出来る。一般の撮影では1/125秒くらいが使えればブレもなく、キレイな写真が撮れる事と思う。スポーツなど、特に意図が有る場合にはもっと速めの速度を選んでもよいであろう。また、シャッター速度を犠牲にしても絞りを絞りたいという時も有るかと思うが、その際、遅くなるシャッター速度に対しては三脚を使用するべし。
レンズの効果とその選択
様々なレンズにはそれぞれの存在理由がある。ここではそれぞれのレンズの効果と用途を至極簡単にまとめておくことにする。
24・28・35ミリ前後のレンズ…これらは空間を広くとらえ、時には肉眼を超える視野を見せる。遠近感が誇張され、被写界深度は同じ絞り値を用いても標準・望遠レンズより深くなる。この特性は風景や建築、スナップ写真に繁用される。
50ミリのレンズ…「標準レンズ」と呼ばれ、人間の片目に相当する視野を持つ。全てにおいて中庸な特性を持ち、近づけないもの以外なら、あらゆる用途に使用可能。開放F値が小さいものが多く、暗いところにもグー。
85ミリ・135ミリ前後のレンズ…50ミリよりさらに狭い視野と被写界深度を持ち、ポートレートや舞台撮影に用いられる。
135ミリ以上のレンズ…写真界ではこれ以上の焦点距離を持つレンズを「望遠レンズ」と呼ぶ。浅い被写界深度と圧縮された遠近感を持ち、スポーツや盗撮に最適。被写界深度は同じ絞り値を用いても広角・標準レンズより浅くなる。
なお、ブレを防ぐためのシャッター速度の選択法として、「1/焦点距離」のシャッター速度を用いるというのがある。即ち50ミリなら1/60秒、135ミリなら1/125秒というようなシャッター速度を用いるとブレにくいと言われているので、気になる御仁は参考にしたいもんですな。
フィルムの感度と画質
フィルムは微小な銀の粒子を感光物質として用いている関係で、感度の高いものは低いものより画質が荒れるという宿命を負っている。そこで選択のコツとしては、一般用には400、風景、特に気合いを入れたいオネエチャンには100や50、室内や暗所では1600のものを選べ!!


久下戸撮影地ガイド

1.教室
 地方の進学校、しかも男子高の悲哀を伝える教室は格好のロケ地。どこにカメラを向けてもベストショットが得られること請け合い。

2.食堂
 若い男の咆哮が聴こえる食堂は、現代人が忘れてしまった野性を回復する場所かも知れません。ここでは誰もがハンターに。

3.スクールバス
どこもかしこも男・男・男。男パラダイスでもうウキウキ??ここでジャニーズ系美少年をゲットしてね。

4.久下戸大平原
もう気分は「大草原の小さな家」状態。果てしなく広がる地平線を目の前に、あなたのフロンティアスピリットが炸裂。

5.びん沼
もうビンビン(爆)。

6.暗室
セーフライトの下で撮影してこそ漢だ!

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