今週は、ちょっとした裏技のお話を。写真・暗室の経験がない方には分かりにくいかと思う話だが、まあ我慢して読んでやって下され。 皆様、カラーポジフィルム(リバーサルフィルム)の画像をPCに取り込む際にはどうしておられるだろうか。フィルムスキャナ?PhotoCD?いやいやそんなリッチマンのためのコラムじゃないんだよココは。出てけ出てけぇぇぇ!!貧者の核爆弾的発想で今週はカラーポジをPCに取り込んでみよう!!まあ結局フラットベッドのスキャナを使うんだけどね・・・。 (1)用意するもの (2)手順 (3)豆知識 (4)作例 ![]() オフ会の時の画像っス。 やはり顔がやけに白くなる。 でも裏を返せば美肌モードと言えなくもない。 ![]() 妻の自写像。 明るさとコントラストはPhotoShopで補正済み。 ![]() 昔撮った写真。 コダクロームだとどうなるかと思ったが全然変わらず。 少年たちの穿いている短パンはえんじ色なんだが、 やはり真っ黒に見えますな・・・。 いかがだろうか。今回は正月の残りのポストカード印画紙を使ったのだが、もっと大サイズで取り込みたいのならもう少し大きいサイズの印画紙に焼けばもっと画質もよくなるだろう。ソフトで拡大するより。ちょっと面倒くさいんだが、HPに載せるくらいなら全然問題ないでしょ?さあ!諸君もこの裏技を駆使してカラーポジをスキャンしまくれ!? う〜ん、この話を書いてたら昔スガワラ氏(川越東高校写真部Webマスター)がやっていた紙ネガ写真を思い出した・・・。懐かしいねえ。その技というのは、 (1)RC印画紙(でないと以降の工程に支障を来す)をカメラに合ったサイズに切り取り、暗室中でカメラに装填する。(当時は645サイズのスプリングカメラを使用) (2)通常通りピントを合わせて撮影する。しかし感度が通常のフィルムに比べて極端に低い(1/1000程度)ため、露光時間は長く、しかも勘に頼ることになる。 (3)その印画紙を暗室中で取りだして現像〜乾燥までを行う。 (4)しかる後に印画紙の乳剤面でないほうの樹脂部分を丁寧にはがす。破けやすいので注意だ。 (5)その薄くなった印画紙を通常のネガと同様に引き延ばし機に装填し、プリントする。 この技は紙の繊維と低い解像度がイイ味を醸し出してくれるのだ。スガワラ殿、勝手に紹介してスマヌ! あ!50回記念だったわ!そういえば。これもひとえに皆さまのおかげっす。それっぽいお話はまた来週書きますね。では!! |