恍惚コラム...

第421回

 (先週のつづき)控えめながらも妖しいエロスの空気。われわれ一行は意を決し、受付のおばちゃんに値段を尋ねる。と……なんと1,800円。高い……。この内装の雰囲気で1,800円はどうかと思わされたのだが、ここまで来て引き下がるわけにもいかずしぶしぶ支払い。で、いよいよ内部に闖入。もはやどのような順番で展示物が並んでいたかは憶えていないのだが、覚えているモノだけ箇条書きにしてみると、

1)クジラのペニス実物大模型
 プラスチック製のクジラのペニス実物大が中程にそびえ立っている。たしか、高さ2メートル(?)ほどはあっただろうか? しかしこれでエロい気分になれるかどうかは超微妙である。

2)新説浦島太郎
 ガラスケース越しに見られる手の込んだビデオ。浦島太郎が竜宮城に行って若いおねえちゃんとハメまくり、ハメまくり、ハメまくり……というだけのお話。ん〜……。でも最近の制作らしく、画質はとても良かったことを付記しておきたい。ちなみに話のオチは……ネタバレになるのでやめておきます!

3)新説一寸法師
 これまたガラスケースにエロいマネキンが横たわっており、なんとホログラムで立体的に投影された一寸法師がその女体の上を歩きまわってあんなことやこんなことをしてしまう展示物。秘宝館側としても相当自信があるようで、かなりフィーチャーされていた。たしかに面白いが、ずっと見ていたいほどのもんじゃなかったり……。

4)3Dビジョン
 こういう名前でいいのかは分からないが、館内にある大きなソファーに座ると、その前にあるガラス窓にこれまたけっこうリアルなお姉さんが出てきて散髪やらのサービスをいちいちエロい格好でしてくれる代物。俺的にはこれがいちばん好きかな……。

5)世界の名画
 ダ・ヴィンチやらミレーやらの名画が展示してあるコーナー。一見、普通の名画に見える。で、それぞれの絵の脇に設置されたボタンを押すと……。あとはご想像のとおりですね!

6)マリリン・モンロー
 マリリン・モンローのマネキンが置いてあるコーナー。で、その前にハンドルが置いてあって、それをグルグル回す! 回す! 回す! ……と回す力に応じて風が巻き起こり、「ゥウワーオ!」となるのである。ちなみに、これの写真は先週紹介した「熱海秘宝館のテーマ」のジャケット写真にもなっているのでごらんいただきたい(通常は内部の撮影は禁止)。

7)いろんな部屋
 まさに「いろんな部屋」である。縦5部屋×横4部屋くらいのアパートのジオラマが組まれており、その中で人形たちがさまざまなエロいシチュエーションを演じている……この説明でわかるだろうか? 新婚さんの部屋とかいろいろ……で、俺がいちばん気に入ったのは「アキバの部屋」。そういえば

8)熱海花火大会
 恒例の熱海花火大会がエロスに進化したビデオ! 続々と打ち上げられる花火。空中でバーンと花開くわけだが、その形があの懐かしのマ●コマーク! で、その下から打ち上がってくる花火がチ●コの形! そしてチ●コがマ●コに挿さったり挿さらなかったりするんです。お下品だわ〜……。

 ……何だかんだで結構覚えているものだ。さすがは天下の熱海秘宝館である。なお、改めて言わせていただくと、館内で陰部が露出しているものはまったくゼロ。ゼロなのである。その点にはくれぐれもご注意いただきたい(別に注意でもないが……)。ともあれ、熱海に行かれる機会がある方にはぜひ立ち寄っていただきたいのである。客は意外にもカップルばかりだったが、もちろん野郎どうしで行っても楽しいので超オヌヌヌといえよう。

 その後、われわれ一行は「伊東に行くならハ・ト・ヤ〜♪」であまりにも有名なハトヤに向かった。幼少のみぎり、このCMを見まくって育ったアラサー世代の俺だが、実際に行くのははじめて。つっちー殿もべんしゃぁ殿も同じである。そしてそこには超セレブ級の部屋が用意されていたっ!(次回へつづく)


 

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