恍惚コラム...

第412回

 昨日4月11日(土)、第36回しりとり専用掲示板オフ会が挙行された。今回は、かねてよりここで告知してきたとおり、われわれ「チーム青森」が昨年秋のお泊まりオフで非常なる感銘を受けた「せんべい汁」を食す会+大宮の猫カフェを堪能する会、である。天候にも恵まれ、まさに春うらら。そんな俺達が過ごした甘酸っぱい1日をレポートしていきたい。

 まず、集合は大宮駅。いつもよりちょっと遅めの10時30分に豆の木前に集ったのは俺&つっちー様。午前中の予定は、上述したとおり「大宮の猫カフェ」に行くことだったのだが、開店30分前ということでしばし時間調整。東口のロフトに行ってヴィレッジヴァンガードの相変わらずな品揃えを堪能しつつまったりと過ごす。それにしても、本よりも雑貨の品揃えのほうが充実している本屋というのはどうなのだろうか。客は何かが欲しいからそこへ行く、というよりも、何となく入ってみて欲しいものを見つけるというスタンスにならざるを得ないと思うのだが、それはそれなのだろう。深夜ラジオのスポンサーにもなってることだし……。

 さて、そこから徒歩2分ほどで到着したのが「猫家」。なんでも埼玉県内初の猫カフェだそうで、期待が高まる。これまでのオフ会で、すでに7、8件は猫カフェを踏破してきた俺達のこと、猫カフェにはちょっとうるさいのである。狭い猫カフェや、客が多すぎ&時間が遅すぎて猫が疲れ切っている猫カフェはもう勘弁! というわけで、開店直後の猫カフェ@大宮に初闖入なのだが、その効果やいかに……。

 開店5分前に店の前に到着してしまった俺達。で、ドアの前で5分ほどつぶすことになったのだが、そこにはいろいろな猫の紹介が張り出されていた。マンチカンやスコティッシュフォールド、そしてベンガルやジャパニーズボブテイルなど、さまざまな猫種が満載。先日どこかのWebサイトで読んだのだが、猫カフェだからといってそこらの雑種の猫ばかりを集めているのはNGらしい。俺などからすればそれで充分だと思うのだが、業界ではこのようにいろいろな純血種を集めるのが掟のようで、まったく奥が深いのである。

 そして開店。猫カフェにお約束の「手洗い+ルール説明」を受けて室内に入ると、これまでに見たことのないような広さ(池袋の「猫がいる休憩所 299」もこれくらいあるか……)である。全面ジュータン敷きで、隅の方にはボックス席やコタツ、さらに座椅子やマッサージ椅子まで並べられており、しかも雑誌が読み放題&そこら辺においてあるPCでネットし放題。これで1時間1000円ならとってもリーズナブルにラグジュアリーなひとときが過ごせそうではないか。肝心の猫たちも、7、8匹ほどがスタンバイ。これが疲れ切ってる猫カフェだと猫がみんな棚の上やらに退避してしまっているのだが、けっこう床の上にいるのも多くて好感触であった。で、早速隅のボックス席に陣取る俺達。近寄っても逃げない猫。やっぱり猫カフェはこうでないと……。しばし猫いじり+観察に興じたのである。あとから目算で10人ほどの客が入店してきたのだが、それでも室内は全然余裕。店員さんも過度にかまってくることなく、日当たりも良好。メニューも、「勝手に冷蔵庫の中から1本選べ」方式で入場料に含まれているため単純明快。猫カフェのドリンクって、大したことのない割に高いという例が多いのだが、この点も割り切った感じでステキである。もう、公式猫カフェに認定したいくらいっす……。

 そして昼食は、かねてよりの希望だった「伊都屋」へ。昔、大宮オフでは家系ラーメンの「石川家」に行ったことがあるのだが、今回は同じ並びのこの店である。この店。家系とはまったく違う方向の「あっさりとんこつ」。麺自体は本場の細麺を使用しつつも、スープは少し薄めに仕上げてある次第。以前、さいたま市に住んでいたころに発掘したこの店なのだが、その味は健在。すっかり俺の趣味で店を選んでしまい、つっちー様には申し訳なかったです。

 その後、相変わらず大宮を行脚する俺達。なぜなら、次なる参加者・後三条氏との待ち合わせは15時にもかかわらず、メシを食べ終わった後の時間はまだ13時30分前だったからである。そんなわけで、われわれは次なるミッションである「せんべい汁」に入れる超高級食材を入手しに走った。場所は、大宮駅の地下に最近できたクイーンズ伊勢丹。以前は「ニュー・クイック」やら「カルディ」やらが入っていた場所なのだが、大宮もすっかりゴージャスになってしまったものである。そして入手したのは、つっちー様が大好きな「サイボク」の肉類。陳列棚のなかでも超強気な値段でブイブイ言わせているヤツらを、俺達は購入しまくった……というほどのこともなく、賞味期限が迫り気味で割引されているのを慎ましく購入させていただいた。

 で、まだ時間が余りまくっているので東急ハンズへも闖入。なぜハンズに行こうとしたのかは忘れてしまったのだが、きっとパーティーグッズでも買おうという話になったのだと思う。パーティーグッズ……。男3人でツイスターゲームでもないし、仮装モノなんかも痛すぎる。そこで思案した結果……そう、「ツンデレカルタ」! 知る人ぞ知るツンデレカルタを実行に移すならこのメンツ、この時しかないと思って入手することにしたのである。しかしここには大いなる誤算があって、そう思った瞬間にわれわれはアニメイトに移動してしまったのである。で、アニメイトにツンデレカルタはなし……もはやブームは去ってしまったのか? そう思った刹那、つっちー様が「そういえば、ハンズに置いてあるのを前に見たような……」ですと! そこで踵を返してハンズに戻り、再びパーティーグッズのコーナーを見ると……。当初の目的とはすこし違うものの、続編であるところの「ツンデレ百人一首」がそこにはあった……

 と、いうわけでこの壮大なストーリーは次回につづく。刮目して待たれよ!




メール

帰省ラッシュ