恍惚コラム...

第383回

 このサイトのいたるところに、手裏剣のマークと「Ninja Tools」の文字が入っていることにお気づきだろうか? これは読んで字の如く、「ニンジャツールズ」というサービスのうちの無料アクセス解析を利用している証である(詳細はhttp://www.ninja.co.jp/)。こうした無料アクセス解析を提供している会社や個人は数多いが、このサービスはごらんのとおり、表示されるロゴがたいへん地味で宣伝めいていないところが気に入っている(一時期INF●SEEKのアクセス解析も使っていたが、表示されるGIFイメージの派手さに閉口したことがある)。しかも過去4ヵ月にわたって生ログや検索ワード、閲覧しているマシンのOSや画面解像度などが分かるというのだから、これはもう利用しない手はないといえよう。そもそも、商用サイトでも何でもない弊サイトにこのようなものを置いて何になるという疑問はあろうが、これぞ趣味の世界、男のロマンなのである(謎)。

 今述べたとおり、このサービスからは弊サイトに対するアクセスのさまざまな事情がわかるのだが、なかでもやはり興味深いのが検索ワード、の項である。過去4ヵ月、閲覧者がどのようなキーワードを使って弊サイトにリーチしてきたかのトップ1,000が分かるこのサービスは、実用性はよそに置いても見ていて楽しい。そこで今日は、直近4ヵ月、2,014回の検索のなかから選りすぐりのトップ10を紹介し、何かの参考にしてみたい(何の?)

Best 10   茂樹 12アクセス(0.5%) 検索エンジン=Google
 まず紹介するのは、あまりにも単刀直入すぎる「茂樹」! これだけいろいろなことが書いてあるにもかかわらず、2,013名のうち12名もが「茂樹」。いくら俺のポリシーが本名を明かすことにあるとはいえ、ちょい恥ずかしいと言えよう。

Best 9  現像液 12アクセス(0.5%) 検索エンジン=Yahoo! Japan
 先ほどの「茂樹」と同率ながら、なぜか検索エンジンの違いにより9位にランクインしたのは「現像液」。いきなりカタいキーワードになるところに幣サイトのカオスぶりが感じられるが、デジカメ全盛の今あえてこのキーワードが上位にくることに頼もしさを覚える。

Best 8  原理 15アクセス(0.7%) 検索エンジン=Google
 原理……このご時世、なにかキナ臭い感じもするが、読者は「原理」を求めて弊サイトにやってくるのである。しかし、原理なんてどこに書いてあったっけ……?

Best 7 写真 16アクセス(0.7%) 検索エンジン=Google
 次はお待ちかね、「写真」である。この語がベスト10に入らなければウソだろうと思っていたが、かろうじて7位にランクインである。

Best 6 ホットシューとは 18アクセス(0.8%) 検索エンジン=Google
 これまたマイナーな言葉がこんな上位に! 世の写真子がいかにホットシューの意味に悩んでいるかが見て取れる。たしかに「熱い足」では、何も知らなければ悩んで当然……か。詳細は写真部用語事典でチェックしていただきたい。

Best 5 フィルム 19アクセス(0.9%) 検索エンジン=Google
 Best 9と同様、銀塩時代の象徴であるアイテムがここにも登場! しかし、フィルムだけで調べてもあまり参考にはならない気もするが……。ともあれ感謝申し上げたい。

Best 4 ニコン 21アクセス(1%) 検索エンジン=Yahoo! Japan
 やっぱいいわ、ニコン……(by キムタク)。これはおそらく「カメラカタログに見る用語解説集」のコーナーでニコンF4を取り上げている関係なのだろうが、それにしても驚いた。俺、全然ニコン派じゃないのに……。あの時、RTS3あたりを取り上げていたらきっと結果も変わってきたことだろう。もう10年近く前の話になるが。

Best 3 現像 22アクセス(1%) 検索エンジン=Google
 さて、いよいよベスト3の発表である。栄えある第3位に選ばれたのは何と「現像」。ここまでお読みいただければ分かると思うが、他にもいろいろと下らないことが満載の弊サイトにもかかわらず、検索に引っかかってくるのはこうしたカタイ用語なのである。もっとマジメな事を書かないと……反省しきりである。

Best 2 ニコン 24アクセス(1.1%) 検索エンジン=Google
 やっぱいいわ、ニコン……<しつこい 検索エンジンの違いから再度ランクインしたのがこの「ニコン」。Best3とあわせて45アクセスだから、事実上これが1位となってもおかしくないのである。さすがに大メーカーの影響力は違うのである。

Best 1 エクスタシーブックス 39アクセス(1.9%) 検索エンジン=Yahoo! Japan
 さてさて、栄えある第1位に輝いたのは皆様御存知の「エクスタシーブックス」、これである。ブックマークではなく、検索によって幣サイトを訪れている方が多いことが理解できた。 意外なような、そうでもないような……。

 ……いかがだっただろうか。俺の感想としては、まあ順当かなとも思うのだが……もう少しパンチのあるキーワードがあってもいいような気もした。たしかに「カトゥジドゥシャ」(209位、2アクセス、0.09%)や「あなる実験室」(746位、1アクセス、0.04%)もあるのだが、これらはあくまでも少数派である。本当に写真用語ばかりなのである。まあ、これを機会に幣サイトの真の目的を再考してみたいものだ……。



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