第348回
うち続く忘年会―先週の俺は火曜、木曜、金曜、そして土曜日と連チャンで忘年会に参加していた。まあそれがなくとも毎晩10〜11時まで会社にいる俺なのだが、それにしても三十路を過ぎたボディーには堪えるものがある。結局帰る時間は普段と大差ないから酒を飲んでいた方が楽と言えなくもないのだが、その後に来る仕事へのしわ寄せはキツイ。こうして忘年会に呼んでもらえるだけ有り難いと思わねばならないのだが……。 さて、今日はその一環として開かれた「第24回しりとり専用掲示板オフ会 兼 川越東高校写真部忘年会」のお話をしたい。年末の多忙な中、池袋に集った5人の勇士はいかに飲み、語ったか。その顛末をリポートする。 平成18年12月23日(土)、東京都豊島区池袋において標記の会合が開催された。17時50分に東京芸術劇場前に集合した参加者は4名であり、まずはそのそばの居酒屋「天狗」へと繰り出した。飲み放題コース・3,000円を予約していた一行はまず生ビールで乾杯。しり掲関係者および東高写真部OBのこの1年間の疲れを癒した。その後、超豪華コースに舌鼓を打ちながらの歓談は多岐にわたり、最近の時事ネタや鉄道関連の話題、そして各々の仕事の内容について語りあった。ITシステム構築に携わるつっちー氏、カメラマンの米沢氏、社会人1年目の須●氏、および途中から参加した、またも転職を画策しているO山氏……それぞれ境遇の異なる5名の会話は恒例のことながら示唆に富んだものであり、平素の仕事の中では得ることのできない親交を暖め合っていた。須●氏が勤務する某サプリメント関連の企業が俺の勤め先の著者と関わりを持っていることも明らかとなり、改めて世の中は狭いものだと思わされた。さすがに参加者一同もイイ歳になってきたので結婚生活や子作りの話などが増えてきたが、この会も約10周年である。それもまた一興というものであろう。 その後、2時間のお座敷を終えた一行は池袋駅西口の「カラオケ館」へと移動した。こちらもまたここ数年間の定番コースである。6Fの61号室に通された一行はまずカラオケ機の履歴をチェック。日和った歌謡曲ばかりが歌われているのを確認すると、それを蹴散らすようにアニメソングと中島みゆきの曲を予約しまくっていた。「あした天気になあれ」「空と君のあいだに」「異国」「船を出すのなら九月」「あした」などといった曲が次々にカラオケ機の履歴に登録されると、一行は「どんなヤツが来たと思われるのか……」と心配をあらわにしていた。一行の、10年前とまったく変わらない選曲のセンスに改めて血の濃さを感じた筆者である。 そして、つっちー氏によって「愛を取り戻せ!」が予約されると会は最高潮を迎えた。参加者らはそれぞれマイクが不要なほどの絶叫ぶりを見せ、筆者も同様に裏声を駆使。改めてクリスタルキングの偉業に思いを致した。そして、締めくくりには「哀戦士」。誰かは知らぬがこの曲は6回連続で予約されており、カラオケ機の履歴にはひたすらこの「哀戦士」が並ぶ結果となった。このように、些細なことにも遊び心を加える参加者のセンスには改めて感服せざるを得ない。 かつてならば誰かしらオールナイトに突入していった本会も、22時過ぎには素直にお開き。O山氏を除く全員がおとなしく埼京線で家路についた。今回は諸般の事情によって小規模な会となったが、参加者らは次回の盛会を誓いつつ一人、また一人と埼京線の車内をあとにしていた。おそらく、来年の夏にはしり掲や川越東高校の枠を超えた新イベントが企画されることになろう。 末筆ながら、今回の人集めと場所の確保に尽力してくださったつっちー氏と米沢氏に感謝の意を表したい。また、多忙な中参加してくださった須●氏とO山氏にもあらためてお礼申し上げる。そして、今回参加されなかった方々にも心からこの一年の感謝を申し上げる。 いよいよ、今年の幣サイトの更新もあと1回を残すばかりとなった。個人的にもさまざまなことがあったこの1年。読者諸兄に、メリークリスマス……。 |