恍惚コラム...

第274回

 5月28日(土)、大宮駅西口の「天狗」にて川越東高校写真部OBによる臨時OB会が開催された。今回は直接写真部に携わった皆様以外からも多くのご参加を希望していたのだが、開催一週間前の急な告知ということもあって参加者数は4名にとどまった。しかしながら席上では参加者一同がいろいろな方々に電話をかけまくり、普段はなかなか連絡のとれない人々としばしの間旧交を温めていた。

 なお、協議された内容は以下の通りである。

1)本年度翔鷺祭におけるOB写真展・会場の手配
 昨日のメインテーマは本件であった。読んで字のごとくであるが、具体的な場所についてはしばし紛糾した。果たして任意団体となった写真部に学校側が教室を貸与するか否かが疑問点として残されているわけだが、これは以下のような優先順位をつけて要望してゆくこととなった。
 1位/教室(部室の隣もしくは他の場所)
 2位/廊下(1階の大掲示板を含む)
 3位/部室(教室・廊下が不可であれば部室のみで行うということ)
 4位/階段(以上の箇所が不可な場合はここくらいしかないのではないか……?)
 5位/食堂(食堂の柱や大トイレ前の壁面での展示)
 以上が決議されたのち、顧問氏に電話をかけたOB一同。その回答は、「来る月曜日に問い合わせてみる」「教室を使うなら、やはり部室の隣がよいのではないか」「教室が取れなくても大講堂ロビーがある」「写真展を行うにあたって、校長もダメとは言わないだろう」とのこと。廃部が決定したとはいえその回答は従来通り柔軟なものであり、ひとまず写真展の開催については実行できそうな雲行きとなっている。最悪、以上が否決されたとしてもOBとしては「勝手写真展」としてゲリラ的な壁面の占用や自動車の荷台などを使った展示を(最悪2〜3名になっても)行う所存なので、どのような形態であっても写真展自体は行われるということで間違いないだろう。

2)本年度翔鷺祭におけるOB写真展・OBへの連絡方法
 過去17代にわたる写真部の歴史のなか、現在では連絡を取りづらくなっている皆様は数多い。そこで昨日は全OBに連絡をとるための方法が協議された。連絡が取れた方々には当然写真の出展をお願いするほか、少なくとも当日の展示を見に来ていただく旨を働きかけていくこととなった。以上を踏まえ、昨日は各世代ごとに担当者が決定されて当日の活動について連絡していくことが決定した。なお、筆者(第7代)以前のOBについては往復ハガキによる所在確認を行うことが了承され、筆者が作成するための集金(往復ハガキ50枚分として)も行われた。
 一昨年の翔鷺祭には「川越東高校写真部掲示板」での告知のみで相当の人数を集めたやに聞いている。筆者は当日の参加がかなわなかったのであるが、本年はハガキと電話攻勢を仕掛けることでよりいっそうの参加者数を狙ってゆく。

3)本年度翔鷺祭におけるOB写真展・他校写真部への働きかけ
 埼玉県西部地区で一定の地位を占めてきた川越東高校写真部の廃部に際しては、近隣他校への告知も重要である。実際、インターネット上の掲示板では廃部について遺憾の意を表明されている他校写真部もあり、彼らの助力を仰ぐことも重要であろうという結論を得た。具体的には、
 1/他校向けのポスターの送付
 2/他校写真部からの展示の呼びかけ
 の2点が必要であろうという結論に達した。具体的には近隣の有力な写真部をはじめ、筆者などが個人的に親交のある人々、および「高校写真部画報」参加校に対して告知を行っていく予定。前者のポスターについては具体的な開催日が決定しないと作成に入れないという問題はあるが、確定次第作成に入る予定である。また、展示については他校への負担を避けるために当方から返信用封筒を同封した上での依頼とし、その判型や額装の有無は問わない方針。
 この作戦はOBの写真数が少なかった際への担保としてのみならず、生徒会執行部や教員各位へのインパクトも狙った重要なものである。集まった作品を他校名とともに大きく展示することにより、写真部独自の縦横のつながりを告知することにつながるのである。

4)本年度翔鷺祭におけるOB写真展・写真展目録(冊子)の作成
 当日展示される写真の解説や、OBの進路を記した冊子を作成する方針も示された。A4判、20ページ程度を目標とし、原稿も縷々募っていく予定である。当日の写真の解説はもとより、「写真部卒のOBがどのような進路をたどったか」ということを現役生に伝える狙いももっている。(意外と)優秀な写真部OBの進路を現役生に知らしめることにより、写真部の知名度アップを狙う。

5)本年度翔鷺祭におけるOB写真展・OBからの作品募集
 これについては、3)と同様作品の形態はとくに問わない方針が示された。現代の写真をとりまく状況は非常に多様化しており、筆者自身も最近は伝統的な黒白写真を撮影していないのが実情である。ついてはデジタルデータを含めて幅広く募集していく。液晶プロジェクターを使用した映写を行う案も出されており、これによればデジタルデータをより生かすことができるように思う。
 締め切り日などはまったく未定となっているが、少なくとも9月初旬ということだけは明らかなので、お心当たりの方は今から作品を準備されることをおすすめしておく。

6)生徒会発行の翔鷺祭パンフレットへの掲載要請
 例年、生徒会は翔鷺祭パンフレットを作成して校内の案内を行っているが、もし正規の場所を確保できた場合にはこれへの掲載も要求していく予定である。また、「ひんがし倶楽部」への広告掲載も視野に入れた議論がなされた。

―以上の点を踏まえた活動が今後は進行してゆく。最新情報は本連載または川越東高校写真部掲示板で詳述されると思うので、関係者の方もそうでない方も要注目である。



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