恍惚コラム...

第254回

 皆様、あけましておめでとうございます。今年は勤務先の人全員(48名)に年賀状を出したというのに元旦を迎えてみたらウチには4枚しか来やがらないのでプチ切れ気味のCEOでございます。だったら年末に思わせぶりな社員名簿を公開するのは止めていただけまいか>総務課の人。これをめぐっては社内でも見解が分かれており、「俺は全員に出す」「いや、俺は社長と編集長と同じフロアの人にしか出さない」など意見百出だったわけなのだが、「全員に出す」と言っていた張本人が出してこないのはどういうことなんだゴルァ。俺は彼の意見を参考にあわてて28日ごろにコンビニに走って年賀はがきを50枚ご購入遊ばし、貴重な年末の日曜日(祝日だっけ?)を潰して年賀状を刷ったというのにまったく。でもこれって裏を返せばその人がどのようなスタンスで生きているかが分かりますよね。友人関係で唯一元旦に届いたのはY本S氏。あえて本名は明かさないが、彼は本当に律儀な人である。この文章を何の予備知識もなしに読むと俺も年賀状魔のように読めるかもしれないが、俺が年賀状をこんなに真面目に出すなど史上初なのである。そして来た年賀状にもまず返事を出さないという鬼のような仕打ちを続けてきたにもかかわらず、彼だけは毎年懲りずに賀状を送ってきてくれるのだ。マジで感謝である。で、会社関係の皆さんは、(1)同じフロアだけど他部署のIさん(2)同じフロアで同じ部署のY嬢(3)全然違う部署だけどなぜか送って頂いた某編集部次期編集長のO嬢(俺と同じ歳なんですけどね…)以上。これだけ。しかし、さすがに若くして編集長になる人は器が違うというか、社内の営業術に長けているとは言えないだろうか。こんな一見何にも関係なさそうな私めに住所が手書きの賀状をいただけるなんて、住所も裏面も全部プリンタで作った俺にしてみれば恐縮至極である。んー、やっぱり急いで作るとろくなことがないのである。ともあれ、こうした些事で人間関係が作られてゆくのはつまらないというか、面白いというか複雑な心境だ。俺のように質より量で攻めたい人間の底も容易に見破られていそうで怖いではないか。それでも出さないよりはマシだと思ってしまうのがまさに俺の性格である。厳選したメンバーに丁寧な手書きのものを送るか?それとも今年の俺のようにひたすら物量作戦で行くか?まあ何にせよ全員に丁寧なモノを送るのがベストであることには相違ないのだが、俺の頭の中にそうした選択肢は最初からない(泣)。まったく悩ましいのは年賀状である。会社勤めをしている限り、この呪縛から解き放たれることはないのだろう。こんな俺でも、やっぱり年賀メールよりもハガキで来た方が嬉しいしねぇ…。
 
 そんな気持ちのまま、俺はネットで年末ジャンボの当せん番号をチェックしたりする。………。当たっているはずがない。しかし、買わないと当たらない。切ないわぁ………。俺に2億円与えたら速攻で災害被災地に送ることもせず、ひたすら個人消費の活性化に宛てたいと思うので、今年のサマージャンボではよろしくしてくださいね>みずほ銀行の人。ふと思ったんだが、みずほ銀の人って宝くじ買っていいのかなぁ……。いいんでしょうね。どうせルーレットで抽選なんだから。
 
 とりとめのない話はまだ続く。ウチには元旦から新聞が来ていないのだ……。これには深い深い理由がある。昨年ここに引っ越してきた直後、我が家では朝日新聞と契約をしたのだ。ウザイ勧誘員が来る前にみずから販売店を調べて電話し、速攻で契約を交わした次第。しかし、ここで邪魔が入った。朝日と半年あまりの契約を交わした直後、読売新聞の販売員がビール券をちらつかせながら迫ってきたのである。そのしつこさとビール券の魅力に負けて俺は朝日を昨年の大晦日までの契約とし、今年の1月1日
から3ヶ月は読売をとることにしてやったのだが……来ないのである。あんなに人をビール券やら洗剤やらサラダ油やらで惑わせておいてこの仕打ちはどういうことだゴルァ。こちらから電話するのも癪なのでしばらく放置するつもりなのだが、本当に来なかったら朝日に戻します。地区によって差はあるのだろうが、こちらから電話して新聞を取るのはお薦めである。ナベツネが辞めても末端の販売員がコワモテの威力で契約を迫ってき、さらにその契約した日を忘れるようではあの新聞も……と思ってしまう。皆様も、これから引っ越しをされるのであれば最初からどこの新聞を読みたい、という意志を持って行動することをお薦めしておく。

 とまあ、こんなまったりした感じで始まった2005年でございます。こんなに書き散らかした感じも久しぶりだ。本年もご愛読を賜りますよう、切にお願い申し上げます。




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