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恍惚コラム...

第214回

 このコーナーに書くのは先月のタイ・アユタヤー以来である。帰国したらすぐにサイトを更新するぞ!と意気込んではいたのだが、様々な人と会わねばならなかったり、また目の前にある数多い娯楽―週刊誌あり、漫画本あり、テレビありラジオあり(即ち、日本語に係る事の全てだ)―に誘惑されて思うように進まなかったのである。万一、楽しみにしていた方がおられたらこの場を借りてお詫び申し上げたい。

 日本語環境に包まれてこれを書くのは、旅の間とはまた違った雰囲気がある。胃にマサーラーやトムヤムクンを収めながら書くのと、和風うどんを収めながら書くのとではだいぶ気分が違う。また、どうしたってジャージ上下なんか着ていたら寝られないような気候とは違って、今年の日本の3月は特に寒い。以前から読んで頂いている方ならお分かりだろうが、俺は寒さに滅法弱いのである。バンコクから20度差ですぜ。最高気温。そんな部分も相まって何だか今日はイマイチ筆が進みづらかったりもするのだが、何しろ1年ぶりの日本からの更新作業である。気合いを入れて臨まねばなるまい。

 では本題に入りたい。今回の話題は1年ぶりに開催されたしりとり専用掲示板オフ会についてである。海外から半ば「遠隔操作」で開催したこのオフ会。にもかかわらず、つっちー様のおかげで素晴らしい会にする事が出来て本当に感謝しております。正直、あんなアジアのネット屋からのメールのやり取りだけで本当に出来るのかと疑っていた俺なのだけど、蓋を開けてみれば俺も含めて7名の人々に囲まれる盛会(今調べたら、これって前回オフと全く同じ言い回し。困ったものだ)となった事についてはもう有難いと言う他ない。インターネットは世界を結ぶだなんて頭では分かっているけれど、実にここまで有効に使いきれるものなのだと改めて実感した次第である。

 つっちー氏による「トリビアの泉」で幕を開けた今回のオフ会。その番組の名前は昨年秋にタイのチェンマイの和食屋に置いてあった「週刊朝日」で少し読みかじっていた俺なのだが、恥ずかしながら番組のルールはその場で始めて知ったのだった。そんな自己紹介も兼ねた「へぇ」の応酬の後は、俺からの恥ずかしいアイテム贈呈タイム。「マラサンダル」に「美しい淑女のともだち」、そして「合奏の時にはいつも中村が目に入ってきた」Tシャツ・・・今だから言います。日本国外にいるとどんな日本語でも愛おしく思えてしまうのです。冷静に考えれば、日本じゃどれも実用性ゼロのアイテムばかり。はっきり言って貰っても処分に困るアイテムばかり渡してしまったわね・・・。ええ。別に着てくれなくても結構です。ただ、ストレンジなアジアの風を感じてくれればそれでいいさ・・・。でも、ミャンマーで出会ったバックパッカー(30代女性)は洗剤の「トップ」のTシャツを着てパチンコ屋に行ったらしいけどな。そして店員に話しかけられたらしいぞ。「それ、どこで買ったんですか」って真顔で・・・。この夏に向け、パチンコ屋で注目されたい貴殿は是非着てみては如何か?トップだけじゃなく、中村も。

 それからはひたすら、俺の一方的な思い出話&写真開陳に終始。持参したパワーブックで現地の変なカラオケビデオやらデジカメ写真を見せまくりである。総容量6GB以上に渡る画像を全部見せるのは拷問に近いと思ったのでほどほどに、要所要所だけかいつまんでお見せしたのだが、ホントは全部お見せしたかった・・・。全然段取りなどを考えて居なかった俺が悪いのだが、1年間に渡る話を3,4時間で済ませようと言う方が土台無理な相談なのである。まぁ、主な話は前回までのコラムに大体書いたつもりなのでそちらを参照して下さいってコトで・・・。やっぱ、ね、俺も他の人の旅行のアルバムを見せられるのは辛いものがあるからねぇ。「人のいやがる事はしない」って小学校の先生も教えてくれたことだし。まぁ、質問があればいつでも受け付けますけどね(笑。タイ製ホールズでも舐めながら考えて下され。

 今回は予想通りカラオケ抜きの純飲み会となったわけだが、それでも俺個人的には瞬く間に時間が過ぎて行った感がある。店のセレクトやメンツの雰囲気もさる事ながら、今回は喋りたい事が山ほどあったからだろう。「帰国記念」オフ会と言う事で何か喋らなければならないという気負いもないではなかったのだが、今回も期待に違わぬ濃密な時間を過ごさせて下さった読者の皆様に感謝感激でございます。次回は5月の連休あたりにと思っておりますので、次回も是非宜しくお願いいたします。

 さて、近頃は居候しつつ求職中の俺である。まあ前回のギリギリ夜逃げ状態と違って今回はまだまだ蓄えがあるから気楽なものである。こういう状態で何本もの求人に応募するのはいかがなものかと思い、応募は1本ずつ。で、明日はいよいよ帰国後初面接の運びとなった。んー、帰国後10日目に偶然見た広告。初めての応募。書類選考があって随分待たされたのだが、これで通れば大いなる儲け物だろう。日本の景気は良くなった良くなったと聞いて帰国したのだが、相変わらず求人広告はアルバイト・パートばかり。これからどうなるんかいな?と思いつつも、とりあえず餓えはしない居候生活にどっぷり浸かりつつある俺である。・・・今度の面接でダメだったら手当り次第応募しようと考え中の早春。梅の花が咲き、卒業式姿の学生を見ても春はまだまだ先な気がする今日この頃である。

 一応、今週から週イチ更新に戻そうと思います。今後ともご愛読下さいますよう。


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帰省ラッシュ