気づけば本日で今年の更新も最終回なんである。個人的に忙しいとか忙しくない、はたまた北朝鮮が拉致日本人を(全てではないが)返した、それからアメリカがイラクを攻めようとしている、んでもってペンティアムのクロック周波数が2Ghzを超えて、天皇陛下が膀胱ガン・・・色々な大事があったこの1年を、結局何だかんだ言いながらも1度も落とす事なくこのコラムを書き、例のちゅーやんの画像を更新し、オフ会も数回催す事が出来たというのはひとえに読者の皆さまのお陰と感謝しているところなのである。
金にもならない、そして何の役に立つでもない文章を書き散らす時に、どうしても必要なのが読者の影である。俺は高校時代の3年間に日記をさんざん書いたものだが、それにさえ読者の影を意識していた。この文章はその日記帳よりは大分開かれたインターネットという場所にあるからその心境は尚更である。常連の皆さまはもとより、何処の誰とも分からない人々がこの拙文を読んでいると思い込むからこそ俺のこの無限連鎖は続いてゆくのである。「あいつ、今週は更新しないのか?」と思われるのが嫌でここまでやって来たというのが本当のところである。
しかし、こういう「継続モノ」は気負ってしまっては駄目だ。「今何回目だ?」とか「今何年何ヶ月だ?」と意識してしまっては陳腐になる。まあこんな事を書いている時点で駄目なのであるが、今後とも、出来る限り自分の意地のために、そしてこの文章の密かなるファン(俺がその存在を信じているだけなのだが)の皆さまの為に行けるところまで行ってみる所存なのである。
時刻は2002年の12月29日、21時2分を指している。前の年と次の年、違うのは一日違いだけなのであるが、年末年始というのはいやがうえでも厳粛な気分にさせられてしまうものだ。クリスマスも終わり、いよいよ今年も残り2日となった今日、このサイトの本年度最終更新に臨んでみると何だか長文を書くのが馬鹿らしくなってしまった。
後何年この繰り返しを続けるかは分からないけれど。明日は30日、その次は31日。そして1日以降もよろしくお願い申し上げます。本年は大変お世話になりました。
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