Ｇ、ついにアフリカ上陸！！これまでの「Ｇ」広告は主にイギリスやアメリカで話題騒然と伝えられてきたのだが、今回はアフリカ・ニジェールからの体験談篇を発見したので早速（というかしばらく寝かせていたのだけれど）採り上げることにしたい。架空？の有名人を使わなくてもこれだけインパクトのある広告が作れるこのページの企画人に心から敬服だ。そんなわけで早速今回の体験談を読んでみよう！

　「ト○マリンＧの驚異的とも言える凄まじいパワーは、依然としてとどまるところを知らない！これを裏付けるかの様に、世界各国から続々寄せられる感謝の便り及び問い合わせは日を追って増えるばかりである。この爆発的ブームの中、アフリカから寄せられた一連の体験談の驚くべき内容に、当社スタッフの間に衝撃が走った！取材スタッフは事実確認のためにフランス経由にてアフリカ中西部ニジェールの砂漠地帯に飛んだ。空港でスタッフを待ち受けていたのは、武装した私設軍隊１００余名！その護衛付きで体験談の送り主である「ナジャ氏」の家へ送られた。そこで見たものは、砂漠の中にそびえ立つ、ベルサイユ宮殿！メイドが２５名・料理人１５名・庭師８名・ニジェール国の三大美女を妻に持つ、我々の想像をはるかに超えた弱冠２５歳の青年であった。ナジャ氏の話を聞くに至り、更にスタッフはトル○リンＧの恐るべきパワーに驚きを隠せなかった。８ヶ月程前はただの遊牧民だったという彼は、砂漠で死にかけていたアメリカ人を助けたお礼にトル○リンＧを手に入れた。翌日、砂漠地帯では日常的に行われている井戸掘りをしたところ、何と金鉱脈を発見！こうしてナジャ氏は一夜にして巨万の富を手に入れた。現在ではニジェールの一大企業に成長！この信じがたい事実は、当社に寄せられる数多くの奇跡体験においても、他に類を見ない成功例である。
（赤字は本文ママ）

　・・・さて、この文章の中に潜む大いなる矛盾。これを読んでいるとどうしても解せないし話が全く成立していないなという重大な点が一つあるのだが、読者の皆様はお気づきになっただろうか？

　・・・そう、砂漠で死にかけていたというアメリカ人は何故トル○リンＧを持っていたのに死にかけるような事になってしまったんだろうか？つーか、もともと「Ｇ」持ってた人がそんな目に遭ってちゃダメじゃん。なんでやねん。いままでさんざんアメリカでの成功談を採り上げていたのに、よりによってアメリカ人を死にかけにしちゃいかんよな。はぁ・・・。ぬかったな、このライター。今まではかなり上手な人だなあと思ってたのにねぇ。

　それから今回の広告にはこんな挑戦的な一文もあった！（下図参照）何とこの品を使っての体験談公募！しかも特別採用者には１００万円ですぜ、１００万円。今現在、どんな体験談が寄せられているんだか是非とも読ませて戴きたいもんだと思うのだ。いや、ね、ガセでいいならいくらでも書くから俺にギャラちょうだいってカンジ。

　どうも最近雑誌への掲載本数の少なくなってきた「Ｇ」シリーズ、もしかしたらこれで最終篇になるかもしれませぬ。今まで散々楽しませてくれた「Ｇ」に心から感謝を申し上げると共に、今後とも開運グッズ業界の発展をお祈りしつつ今回は〆。でもまあ体験談を募集しているくらいだからこれからもあるよね・・・みんなで応援しよう！「Ｇ」シリーズ！

　って書き終わろうとしてたら公式ＨＰを見つけちまいました。
http://www.rundick.co.jp/torumarin/taikendan/taiken1.htm
　今までの本シリーズが全部紹介されてます・・・。見逃せないぜ！