第15回

 
   当HPも7000ヒットを記録したんですなあ。何だか最近、俺の意志とは関係なくカウンターが進んでいるような気がするんですな。一体何処のどんな人が、どんな思いでこのページを見てくれているのだろうと思うと、嬉しいやら不安やら、様々な気持ちが交錯するのですわ。
 どこかのパソコン雑誌に、「カウンターの数にこだわるのは愚の愚だ」という意味の言葉が載っていて、何と含蓄の有る言葉だろうと思った事がある。カウンターが増えないのを気にせず、一部の解りあえる人間のみに対して情報を発信しなさい、という意味だ。
 まあ、とりあえずウチもカウンターの数にかかわらず精選したイキな情報をお届けしつづけるつもりでいるので、これからの動向に注目して戴ければ幸いっす。

 ところで、夕べは久しぶりにゲロ吐いちゃったね。もう一年数ヶ月振りの快挙。へヴィーな一週間の仕事―毎朝3時半起きで横浜やら新宿やらのホテルの取材に同行したのだ―を終え、俺はいつものように大丸ピーコック小竹向原店で夕焼けレッドのポケットボトル300円也を購入し、家に帰るやいなや妻の視線も気にせずキリンレモン割りでガンガン飲み始めたのであるな。そりゃもう途中まではいい調子だったさ。粗食の晩飯が何ともゴージャスに見えて、ここは赤坂璃宮かと思ってたんだわ。妻が途中でレンタルビデオを借りに行こうというので喜んでついていったりさ。でもそこからが過ちの始まりだったね。調子に乗った俺は妻に「ワイン飲まない?」などと言ってコンビニに連れ込んだんだわ。そこでワインをお買い上げ。借りたビデオ―「ビーン劇場版(字幕バージョン)」―を見ながらワインとウイスキーのチャンポンをし、字幕を目で追っていたら一気に酔いが回ってきた。もうビデオどころの騒ぎじゃない。リーチがかかってしまったのだ。何度経験してもこの瞬間は悲しい。何でこんなになるまで飲んでしまったのだろうかという自責の念と、何でこんな嘔吐を催すものを売るんだという本末転倒な気持ちが入り交じって、吐き気をさらに増幅させる。吐き気とか下痢には波が有る、ということに皆さん同意せざるを得ないだろう。どちらも小康状態とリーチ状態が交互に訪れて、やがてクライマックスを迎えるのである。学生だったころ、授業中に腹が下って閉口した経験は誰しもお持ちの事だと思う。ちょっと我慢すると痛みはおさまるのだが、やがて第二、第三の波が襲ってくるのだ。この波と「便所に行って来ま〜す!!」宣言をする勇気のせめぎ合いを、俺はもう何度繰り広げて来た事だろう。まあそんなわけで、俺は昨日、洗面器に2度程吐いてみた。偉大なる逆流。それでも酒をやめる気にならないのは何かの業だろうか。

 何だか最近写真の話が少ないぞ・・・何か書かせてみたい事があったら是非リクエスト下さい。お待ちしてまする。
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帰省ラッシュ