その子の連結部は十分すぎるほど濡れそぼっていた。十分に膨潤したそこは、硬膜剤なしでは流れ去ってしまいそうな勢いだった。
「巻き戻し軸も開いて・・・・」
その子のモードラは巻き戻し軸付きだった。俺はその言葉に更に劣情をそそられた。巻き戻し軸がある女はそうはいない。おれはその子の生来の挿入好きを悟った。巻き戻し軸に手をかけただけで、その子の身体は鋭敏な反応を見せた。それはあたかもミノルタXDのレリーズボタンであるかのようだった。俺は連結部を攻めるよりも巻き戻し軸を攻めたほうが愉しいだろうと思い、その連結部に猛り狂った軸を差し込み、巻き戻しを開始した。
けたたましいモーターの回転音が部室の静寂を破った。
「ウイ〜ン・・・・」
その子のフィルムの抵抗でその音には高低がつけられ、俺のニッカドバッテリーはあやうく切れかかるところだった。
「ウッ・・・。」
俺のバッテリーチェッカーは半分を指していた。このままではまずい。俺はチャージャーを用意して、自分の尻穴をコンセントに接続した。100Vの刺激が直腸の襞を攻める。その子との交合とは別の種類の快感が俺の体を貫く。だが、目の前ではその子が巻き戻し終了ランプの点灯を間近に控えている。
「あっ、ああ〜」
その子のモードラは巻き戻しが自動停止ではなかったのだ。フィルムが無くなったというのに回転が続いている。だがそれもまんざら悪くはないようで、回転に体を委ねながら、アクメへの階段を少しづつ昇っているようだった。その子のパトローネの中では恐ろしい欲望が渦巻いているのだ。乳剤のハロゲン化銀粒子の一粒一粒が欲望の権化だった。それは還元を待っていた。
俺はそんなその子の裏ぶたを無理やり開き、シャッター幕やらスプロケットやらを露出させた。突然の狼藉にその子は驚きの表情を隠さなかったが、おれはそんなことはお構いなしにそのパトローネを取出し、ダークレスキットにぶち込んだ。熱くなったパトローネを細くてなよやかな筒にねじ込むと、俺はその中に臭い液を満たしていった・・・。