そ
ぞうかん【増感】【sensitization】(名・動サ変)
例えばISO100のフィルムをISO400で使うための方法。現像時間を延長してコントラストを上げ、見かけ上の感度をアップさせる。コントラストが高くなり、粒子も荒れるのだが、それを表現として利用する手もある。
そうじ【掃除】(形)
めったに行われないこと。流し台の掃除って本当に嫌ですね。
そうはんそくふき【相反則不軌】【reciprocity raw failure】(名)
露光時間が長くなると、露出計の指示通りにシャッター速度を決定しても露出アンダーになる場合がある。低感度フィルムで絞り込んだ場合に露光時間が一分以上になる場合があるが、このような場合には相反則不軌の影響を考慮した方が良いだろう。またカラーリバーサルフィルムで長時間露光した場合には相反則不軌以外にもカラーバランスの崩れも出てくるので、厳密な用途にはパッケージの説明書やメーカーのデータシートを読まれたし。
そつぎょうあるばむ【卒業album】(名)
受験で忙しいシーズンだというのに、写真部員だと言うだけで撮影を任されてしまうモノ。学校のカネでフィルムが使い放題なのはまあ役得だが、編集作業がまたホネなんですな。
そっこう【測光】【metering】(名・動サ変)
撮影に必要な露出を求めるために、被写体に当たっている光の量を測ること。最近のカメラには様々な測光の方式があるので、それぞれ自分のカメラの説明書を熟読されたし。
ソフトフォーカス【soft focus】(名)
ピントの芯が残りながらもふわっとした写真。ピントがぼけている訳ではないので注意。ソフトフォーカス専用レンズやフィルターを用いてこのような効果を得ることが出来るが、やりすぎると臭くてたまらんので初心者は手を出さないように。
ソラリゼーション【solarization】(名)
フィルムや印画紙の現像中に光を当てると像が反転することがあるが、その現象をこう呼ぶ。現像が4割程度進んだところで一瞬だけ光を当て、そのまま現像を進めると明暗が反転し、被写体の輪郭に線が出来る(マッキーライン)。これを利用した表現もあるが、かなりの熟練を要するものだ。サバチエ効果とも呼ばれる。
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